はばねろちゃん がんばる絵日記!

意味もなくがんばります

LINEスタンプ70個作ってわかった事 数は質を担保する

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 上の娘の何気ない言葉がきっかけだった。「そんなに落書きが好きなら、LINEスタンプでもつくったらいいのに」。娘には落書き好きなおっさんと思われていた。外食などに行くとレストランのアンケート用紙にびっしりと絵を書くのが習慣である。パンフレットに裏が白かったりすると落書きが止まらない。描くのはもっぱらちょんまげを生やした武士やつるっぱげの僧侶であったが。アンケート用紙以外にも箸袋も犠牲になる。作品は持ち帰るときもあるが、実際のアンケートとして提出する裏にそのまま描いている場合もある。今となっては黒歴史である。恥ずかしい。絵がではなく、やっている行為そのものがである。大人として。

LINEスタンプ、もうかるってよ

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 時はLINE creator's marketにて、やれ500万円もうかったとか、簡単に金儲けができるなどとマーケットの黎明期の話である。なるほど、決められたフォーマットで40個スタンプを作って申請するだけで、登録は無料である。人は無料という言葉がとても好きだ。アップルのiOSアプリを作るためには、年間100ドル(だったか)かかる。いや80ドルだったかな。まったく元は取れなかった。今回は無料である。飛びつかないほうがおかしい。

 問題があった。私はこの類(PC類)にむちゃくちゃ詳しいと院内では有名であった。しかし、実際にはtwitterSNSもLINEさえもやっていないという非デジタルなおやじでしかなかったのである。また、SNSについては「何が面白いの?」と現在でも使っているメールアプリはiOS付属のiMessageのみである。ブログ?食べれるの?ぐらいのデジタルデバイドなのだ。インスタ?ラーメンか?ようは知識はあったが知ったかぶりである。

 LINEクリエーターマーケットは、妻のアカウントで登録をした。

問題山積

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 実際に作り始めると問題山積である。まず、フォーマットにあわせた大きさと解像度にてpingファイル形式でファイルを作成しなければならない。都合がいいことに、PNG形式のフォーマットを公開している人がおりダウンロードしてそれを使うこととなる。

 次は絵をどうするかという問題である。絵を描くのは問題ないが、このときはそれほど上手なわけではなかった。まあ、描いているうちにうまくなるだろうぐらいの心づもりである。

 さらにハードルが。フォーマットの問題である。どういった方法でどういった形式で絵を描くのがいいのか。これは現在も同じであるが、ペンタブなどを持っているわけではないので、まず鉛筆でラフを書き、筆ペンやサインペンで清書をし、消しゴムで鉛筆の線を消すという地道な作業を都合40個も行うのである。苦しい。こんなんでは続きはしないと考えたのでiPad上にイラストを描き、着色をした後にJPEGで出力、Photoshop上で加工というのも考えたが、結局はA4コピー用紙に4つの絵を鉛筆で手書き、トレーシングペーパーに筆ペンで転写、スキャナ取り込み(A4用紙5枚分)。加工の上、illustratorで輪郭パスをとって着色を行い、ping形式で出力をするというとても七面倒な方法をとることになったが、この方法でまず60個のスタンプを申請したのである。工場のようにライン体制で生産組織を作るためにはアナログな方法のほうがいいこともある。illustratorのマクロ機能をフルに使って半自動化を行ったので手間がかかるアナログ作業も可能だったのだ。こういったシステマティックな仕事の仕組みを作るのは慣れているので、それこそ1個目は1ヶ月かかったが、10個ほど作った後には3日に1スタンプの生産体制が整ったのである。

スタンプ作りに6000個!

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 この短期集中的な生産体制(結局1年間ずっとスタンプ作っていたような気がする)で、狙い通り絵は格段にうまくなった。それもそのはず、まずラフを10個ほど書き、キャラがきまったら、使う場面にあう絵を鉛筆で下書きを書き(40個)それができたらトレーシングペーパーに清書(40個)するわけである。同じ絵柄で90から100個描くわけである。これが60個であるとするとええと、6000個!。リテイクを含めると10000個は越えているはず。現在の私があるのはLINEスタンプリエーターズのおかげである。20個目ぐらいからは義務のように週1で作っていた。むりやりネタをひねり出す習慣もこのとき生まれた。今ブログ記事をコンスタントに1日2から3つアップできているのはこのときの経験の賜物である。自分のLINEアカウントはもっていないけどね。

 いわば粗製乱造的に作られていたスタンプ群だったからか、収益はいまいちであるが、3日に1個作ってアップしていたのでLINEクリエータズマーケットの概要は分かるようになった。まず3日の間に申請される(審査完了ではない)スタンプは約1000個である。1週間だと都合2000個。今はもっと多いかもしれない。自分も含めて週に2000個も販売されているのである。この現実を知ったとき、何かしらのアイデアがない限り「売れるわけがない」と思った。一気に熱がさめた瞬間である。60個もつくっておいて何だが。

 また60個作ったわけであるがまったく売れなかったスタンプもあるわけで、もしも1個か2個しか作っておらず、それがまったく売れなかった場合すっかりやる気をなくしてしまう可能性があった。数こそ命だ。まず数からしか質は生まれないということを思い知った。

 面白い事に約1年半の間放置プレイであるが、毎月ちょとずつであるが売れている。ありがたい。

 表題は70個とあるが、他の10個はどうしたのか。放置1年後の12月24日からまた作成を始めたのである。このときは短期決戦、1月末までに10個作る。このときのLINEアカウントは上の娘のものである。前と違うのは、丁寧につくるという事だ。目的はなにか?60個が思ったほど売れないのはきれいに作っていないからだという指摘をうけたので、それでは改めてきれいに作ってみようとおもったわけである。

 結果的には、丁寧につくったわりには全く売れない。まあ、LINEスタンプの量も何万という数になっているだろうし、丁寧に作ったといっても素人の作品である。かなう訳がない。現在、このブログで使われているのは2回目に作成した丁寧なほうである。こちらはたまに売れる程度で入金を待つような状況ではない。

 こんな状況なのでこのブログに1記事に3つか4つずつ貼って行ったとしても、ものの数ではないのである。このブログは漫画を描こうと思って始めたわけだが、スタンプを貼っていくだけでも100記事をゆうに超える記事に貼れるのだ。

 結論

ああ、LINEスタンプを70個つくってわかった事とは、もうLINEは普通にやっていてはもうからないということかなあ。