まんがブログの予定ですが、ちょっと備忘録としてとっておきたい話。
うちの病院の事務に上記証券会社から電話が。実は数回電話をもらっており小さな事務所の中では皆が知っている話。営業マンは今年就職したばかりで、1回目は6月ぐらいにかかってきた。
「理事長さんに電話をおつなぎ願いたい」
「理事長?通常はこちらにはおりませんが」
なんて話が続くだけで数回お断りいただいた。
私が事務所にいる間だけでも数回取り次いでいるので私のいない時も含めると、いわゆる「しつこい営業マン」という評判がたつのは時を必要とはしなかった。
直接声を聞けばまだ学生のにおいがするあか抜けない話し方をする男子証券マン。6月ということは研修を受けて証券販売をする基礎的な資格をとってやっと証券の営業をし始めたところであろう。
多分、その男の子はおどろいたことであろう。証券会社がこんなに泥臭いところだということを。上記のような有名どころをたくさん合わせたような会社名である。とても2流3流の大学をでた営業マンは入社することさえできないだろう。4月の入社式には洋々とした面持ちで仲間とおいしい酒を酌み交わしたであろうに。
7月に入った頃、1封の手紙が届く。ご存知の人はご存知であろう、証券マンが通らされる道であろうあの「筆文字の手紙」である。実は実物を初めてみて。かれこれ40年前?に野村証券のなんとかさんが始めたあの「自分を売り込むためにしたためた自筆の手紙」である。
内容は覚えていない。どうせ上司にかかされたのであろう。様式は決まっているのであろう。しかしながらそこで覚えているのは、その男の子が早稲田大学出身のフレッシュマンであるということだ。ちなみに去年もそうだが今年も学生の売り手市場。早稲田なら就職先には困らないはずなのに、名前につられたのだろうか、たくさん有名どころが連なっていたからだまされた(失礼)のだろうか。私はそのとき頭を鈍器で殴られたような感覚に襲われた。
なぜ、この話をしようと思ったかというと、まさに今日、その男の子から電話がまたかかってきたからだ。それもトルコリラと元本2倍のうさんくささコンボの営業トークとともに
(続く)