5分間ドローイング
はてなブログの記事を巡回していたら5分間ドローイングをしている人がいたので。
yoshino-kimiharu.hatenablog.com
落書きレベルの絵から初めてようやく見れるような絵を描けるようになったのはここ数年の話だ。しかしながらレベル的にも絵柄的にも市民レベルまで持って行けたのはつい最近である。萌え絵などもってのほか、歴史が趣味なだけに描く絵は総じて坊さんとかおっさんの絵である。
おっさん絵といえばこの私と、病院内では有名である。このブログは、今のところ購読者もいなくてさびしい限りだが、絵柄を見れば「あーはばさんの絵だなあ」とわかるほど特徴的である。
画材はもっぱら裏紙のA4コピー用紙である。個人情報が書いていないかをチェックするのは必須である。それに帰る10分ほどでたくさんの坊さんの絵を描く。
「はばさんっておっさんとか坊さんとかの絵がすきなんですね」ふふふ、それは目くらましである。本当はおねいちゃんの絵なんかも書きたいのだが照れがあるからみんなの前では描かないのだよ。決しておっさんと坊さんが好きなわけではない。決して。おっさんがおっさんの絵を描いているから許される。萌絵えなんぞ描いて見なさい。みんな銀河系の果てまで引いてしまう。病院は総じて女性の職場だ。そうなったら居場所がない。それはまずい。
人差し指が友達
こんなわたしであるが、数年前ある論争に巻き込まれた。論じているのは私だけであるが、そう、アナログかデジタルか、どちらが描きやすいかという内部抗争(論争ではないのか)である。これに火をつけたのはiPadである。iPadのアプリにAutodesk SketchBookというものがある。数年来絵の勉強に使っている。5分間どころではない。30秒ぐらいで自分の頭に思い描いたものを描く。決して萌絵はかかないが、このフォルダの中は絵でいっぱいである。100ファイル以上になると異常に動作が重くなるので定期的に気に入らない絵を削除していく必要がある。A4、筆ペン派である私だったが、お手軽にデジタルデビューするためにiPadという禁断の果実に手を出してしまった(お、Appleなだけにいい表現)。その頃、Apple Pencilなどという魔法のステッキは販売すらしていなかったため人差し指が自分の絵筆であった。しかしながら、反応速度と指という絵筆のせいでうまくかけないと思った私は、別の絵筆を考えた。ペン型のスタイラスである。先がスポンジでできたあれである。また、カルビーのポテチの袋を使ったペン先なんかも試してみたが、結局人差し指に戻ってきた。人差し指だけが私の絵筆。
今日人差し指で描いた絵 萌えの要素なし。残念ながら進歩はしていない。
これは2016年11月30日に描いたもの
これは2015年の5月に描いたもの。これも人差し指。
女性保育士のささやき?
法人の系列に同人活動をしていることを公言している女性の保育士がいる。どきどきである。いや、おっさんと保育士という関係ではなく、そういった創作活動を積極的に言えるひとが身近ににいたなんて(100キロ以上果てにいるひとだが)。合宿の時の飲み会でであったのだが、その子はペンタブを使っているとのこと。デジタル派である。決して高いものを使っているわけではない。「はばさんもデジタルにしたらいいのに」照れる。落書きレベルで満足していた私だが、上には上がいるものだと思ったものだ。言っておくが、決してキャバクラのねーちゃんにほだされて疑似恋愛にふけっている中年おっさんでは無い。かくしてiPadでお茶を濁していた自分の領域に本格的デジタルの波がやってきた。
デジタル論争の先にあるものとは?
無料、かつ受けがよいというコストパフォーマンスにかけていたこの絵師人生に(人生かけていないけど)有料で元が取れるほどのリターンが得られるかどうかわからない投資をしていいものであろうか?実は未だに論争は続いている。県庁所在地の駅前のヨドバシカメラにWACOMのタブレットが陳列されており、実際に試すことが出来る。Photoshopは使えるので実際の描き味などを体感するのは容易い。いい。良すぎる。でも高い。10万とか高すぎる。けっこう場所も取る。いつもオフィスの机の上や飲み会の居酒屋の席でちょちょいと描いていることを考えると環境の変化にも付いて行けるかどうかわからない。おかしなもので試すこと数回で、完璧ではないものの使い方は覚えた方だ。Photoshopが使えるおかげである。 しかしながら購入には至っていない。LINEをやっていないのにLINE スタンプ作りをしていたのでデジタルの良さは身にしみている。紙に描いた絵をスキャナで取り込みそれに色を塗る方式で3日に1つのスタンプを申請していた程だ。日頃の鍛錬のおかげかは知らないが、描くのは早くなった。しかしフルデジタルに移行するという踏ん切りがつかない。スタンプが売れてペンタブが買えるくらいもうかればいいが(スタンプで儲けるなんて一部の人間をのぞいて過去の話だ)。
この論争はまだまだ結論が出ない永遠のテーマなのかも。まあ、そんなにひっぱる価値は無いが。とにかく駅前のヨドバシカメラでおっさんの絵を描いている人がいたら間違いなくそれは私であるということだ。あー欲しい。

ワコム Wacom Cintiq Pro 13 液晶ペンタブレット 13.3 インチ Full HD 液晶タブレット Wacom プロペン2付属 Mac Windows 対応 DTH-1320/K0
- 出版社/メーカー: ワコム
- 発売日: 2016/12/22
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る