夫婦とふたごとネコ一匹

家族で起きた事件(?)を基に四コマ漫画を描いています。

あなたの気持ちをぴたりと当てる本の選び方(諸説あり)

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 偶然とは必然である。しかしながら必然は偶然たりえない。必然とは不可逆である。何を言っているかわからないと思うが安心してくれ。言うなれば、あなたの今の心の状態、何に興味があるのか、どうしたいのか、あなたの未来はどこへ向いているのか。そんな悩ましい自分の本性を探るために本屋に行く。本屋は本を買いに行くところであるが、人には人の道具の使い方がある。フライパンを使って野球を応援する人もいれば、野球場にプロ野球の試合を見に行ったとしても野球には興味がない、食事だけが楽しみに行く人だってある。人それぞれだ。

 ええと、なんの話だっけ。そうだ本屋の話だ。野球ではない。

 

 本屋に行けばぴたりと当たることがある

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 私が昔と言ってもそんなに昔ではない。今と違って高校時代にはちょっとした町なら本屋は街の至る所にあった。学校が終わると勉強も程々に本屋巡りである。学校の坂をずっと下ると昔からの港町が広がる。決して大きな街ではない。しかしながら昔の高校生の遊び場としては最高であった。本屋によって販売している本のバラエティがちょっとずつ違っているので必要な本によって店を選ぶのである。漫画の場合はあそこ、SF小説はあそこ、普通の雑誌は駅前デパートに入っている本屋だとか。多分良く見れば並んでいる本は同じだったかもしれない。しかし、おしなべて小規模な本屋ばかりなので、すべての本を扱うことは出来ない。それこそ紀伊国屋丸善のような大規模な本屋が必要になる。だから本屋による仕入れ状況によりその本屋のちょっとした性格の違いが生まれるのである。

 ほぼ週に2日は(科学部という帰宅部なので)街に繰り出すわけだが、毎日のように本を買えるほど余裕はなかったが、けっこうな人数(6~10人のチームで本屋に繰り出す。暇な奴らだ)と一緒に行くものだから、誰かが本を買う。売り上げには貢献している方だったと思う。しかしながらかなりの人数が押し寄せるのである。迷惑だったのではないか。謝りたいのは山々だが、今は残念ながら一軒も残っていない。多くは震災の時にかなりの高さの津波が来た地域にあったが、その前に不況と人口減の影響で営業を終了していたのだ。現在は駅前中心部だというのに半分が空地である。震災復興はどこに行ったのだ。

 

占い(みたいなもの)

 

 本屋そのものの話ではない。本屋を使った気持ちを当てる方法である。占いみたいなものだが、もっと積極的なものだ。

 まず平積みコーナーに行き、何気に本を手に取ってみるといい。あなたはどうしてその本を取ったのだろうか?「手に取れっていったから取っただけ」なのか?あなたはそこに移動して100冊はある中からそれを選んだ。偶然ではないそれは必然である。どうして数ある本のなかからその本を選んだのだろうか。タイトル?作者?本の色?表紙のイラスト?なんでもいい。偶然取ったと思うだろうが、あなたの潜在意識の中でその本を取るように脳が命令し足を動かし、手で取るように命令しているのだ。支配しているその命令の元は、あなたの置かれている立場なり気持ちなり、あなたが良く知っているものかもしれない。それは町中にいる占い師、ならびに雑誌の後ろのほうにある星座占いコーナーにあるよくわからないお仕着せの占い結果(PULL式)ではない。あなたが選んだ結果(PUSH式)である。

 

本をじっくりと探すのではなく本に呼ばれるままに

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 タイトルを読むといい。人の潜在能力はじっくり読む文字よりも何気に見る文字のほうが心に残るものである、心の中の自分に訴求するものである。料理の本なら、あなたは腹が減っているのかも、それとも誰かにおいしい料理を食べさせたいのかもしれない。経済関係の本を選んだならば、あなたは経済的な不安や問題を抱えているのかもしれない。車に関する本を手に取ったなら、車に興味がないとしても、潜在的な自分はとても車に興味があるが自分の現状が車を所有することをあきらめているだけなのかもしれない。

 あなたが選んだ本の内容はあなたの隠れた潜在的な自分がそうさせたのである。

 

 いささか眉唾らしき説明であるが、実際に本屋で行ってみればいい。コンビニの図書コーナーではだめだ、漫画しかないだろ。

 

先ずは本屋へ

 店に入ったらまず店内を一周する。2周目にタイトルを目で追いながらどんどん足を進める。ちょっとでも気になったタイトルや色、イラストなどがあったら手に取ればいい。それがあなたの心の友が求めているものだ。買って帰るのもよし、またふりだしに戻って選びなおしてもいい。日を変えたり店をかえたりすると効果が明らかだということがわかってくる。だまされたと思ってやってみればいい。だまされたとしても、行き慣れない本屋に連れ出されただけである。また、本屋はしつこく売り込みがあるわけではない。そうやって本屋にいく習慣をつけてほしい。

 

 私は週3で図書館に通っているが、意識的に必要な本以外にはなかなか手が伸びない。それは心の友が必要としていないからだろう。しかしながら最近チャンスが到来した。いつものような意識的に借りたい本が無かったので、無意識に手に取ることにかけたのだが、全くピンとこない。最終的に貸し出し窓口の横にある新刊コーナーにあった本をやっと手にしたのであるが、

「世界最古の物語」東洋文庫

 

世界最古の物語: バビロニア・ハッティ・カナアン (東洋文庫)

世界最古の物語: バビロニア・ハッティ・カナアン (東洋文庫)

 

 

 

である。そういえば最近、昔の話が多い感じがする。いや、これは私の気持ちを表しているのだろうか。もう一度チャレンジしたい。今後は、ぜひとも未来にも目を向けて行きたいものである。

  

今回はちょっと文体が固いね。