夫婦とふたごとネコ一匹

家族で起きた事件(?)を基に四コマ漫画を描いています。

パレードの法則を知らない奴が近くにいた

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 昔駄菓子屋に行くとパレードというジュースが売っていた。関西であればネーポンサンガリア、チェリオ、東京ではなにがその位置に存在するのだろうか。今回の話には全く関係ないが。

 

 パレードの法則を知らずに仕事をしている奴を発見した。7対3の法則とか8対2の法則ともいう。とにかく、7割の仕事は3の労力で出来るが、残りの3の仕事は7の労力が必要である。物事を始めるときに大方の仕事というのはとても早く形になるが、細かな所、正確さを必要とする部分などはより多くの労力を必要とする。という。簡単なセオリーである。

 

 ではこれを仕事にどう落とし込んでいけばいいのか。一人でする仕事よりも二人以上でする、グループワークでこの法則は効果を発揮する。

 

 まず誰かが3の仕事量で7割の仕事を行う。

  ここは作業的な段階である。ある程度進めて行き全体像をつかむ。その中で何が重要であり、何が出来るか出来ないかをつかむ。大体それは人の能力の3割程度で出来る仕事だ。

 次に別の担当者が残りの3割の部分を3の仕事で行う

 出来のチェックをしながら、後の分の作業を行う。ある程度の所は終了しているので、より集中が必要な所を吟味して処理することができる。

「人の粗はよく見える」法則

 ここで重要なのは、「人の粗はよく見える」という人間の性質を良い意味で使う事である。7割の仕事の中にもエラーは発生しているのでチェックをしながら残り3割を行うのである。7割のチェックを意識する必要は無い。3割部分を行う事で自然とチェックは終わる。

 

 最後に二人で仕事の残りの部分(絶対残る)を一緒につぶしていくのである。

 

 もしも一人で一つの仕事を行ってる場合、10(またはそれ以上)の仕事量がかかるが、二人で行えば5から6で仕事をおわらせることが出来る。それも多くのミスをつぶす事が出来る。体感的にはさらに仕事量は減少する。

 

ミスを指摘出来るシステムを織り込む モチベーションを上げろ

 人からミスを指摘されるのは快く思わないが、ミスの指摘を仕事の一環として織り込んでいる事によってお互いに仕事に積極的になる。一人でミスをしない、薄氷を踏むかのように仕事を行うのと、複数でブルドーザーでがつがつと地面を掘り込んで行き、あとはミスをみんなで積極的に探し出すのと、どちらが仕事へのモチベーションがあがるだろうか。ミスをしないようにすることばかり気にして仕事をするのもいいが、その際に他人からミスを指摘される事ほどやる気をなくさせる事はない。ミスはみんなで積極的に請け負う勇気が必要だ。それがパレードの法則を応用することで可能になる。責任の所在がはっきりしなくなるという指摘はある。その場合、往々にしてグループの人数が多すぎるのが原因である。2から3人のグループが最適だ。

 

言葉で書くと簡潔だが、実は奥が深い法則だ。