ストップひばりくんです。江口先生にあやかりたい。ひばりくん男だからこんな感じかと。
漫画世界で女の子の鼻の穴を二つにして描いた人の初め(?)は江口寿史先生ではなかったか。何かの記事に点から二つ穴にするととたんにかわいくなくなるという事を言っていたのを読んだ事がある。ググってみたら「芸術新潮」の記事だ。最近だな。
「ストップひばりくん」の時は点であり、いつからか2つ穴になる。とたんにイラストレーションとしての江口寿史の方が有名になる。とたんに漫画を描かなくなる。問題だ。漫画描け。ギャグ漫画を。
鼻の穴だけでなく鼻筋についても議論がわかれる所だろう。自分は美術から入ったくちであるから2つ穴と鼻筋は基本である。点の鼻については非常にあこがれはあるが自分が描く段になるととたんに心理的抵抗が生まれる。2つ穴と鼻筋、それに口元から漏れる白い歯について手に染み付いてしまっておりルーチンとしてそれらを描かなければ絵が終了しない感じになる。とてもアンバランスになるので鼻を点にすると顔が崩れる(鏡にうつすとデッサンが狂う)。女性キャラを本気で書き出したのは最近なのに手癖が邪魔をする。
だいたい、点の鼻=かわいいという記号化が完成したのはいつのころからだろうか。元々は人物の絵を簡略化する過程で点の鼻は生まれ、ある程度リアル化(大きな目の縮小、2等身から頭身のしたにも関わらず点の鼻だけはそのままだ。日本人は白人の高い鼻にあこがれていたのではないのか。
くそう、点の鼻かわいい理論を検証するためには自分で鼻が点で目が大きい萌えキャラを描いてみるしかないのか。自分にとっては冒険である。