私にとって、NHK朝ドラといえば「あまちゃん」だけではないが今日はあまちゃんの話から。その時々のドラマは必ず朝2回(BSと総合)見る事を習慣にしている私。放送当時「あまちゃん」のある設定に非常に興味を持った。それは、松尾スズキが店長をしていた喫茶店のシーンである。まずあの松尾スズキが店長?だけに何出てるの?という疑問もある。松尾スズキを知らない人はウィキでも見てくれ。非常にもったいないと思ったものだが、今回のポイントはそこではない。小泉今日子の若い頃を演じている有村架純のかわいさでもない。喫茶店という存在に対してである。
喫茶店というえば、待ち合い場所、会議場所、打ち合わせ、面接会場、暇つぶし、今で言うとインターネットカフェみたいな存在だった(ネカフェは嘘かな)。と、とにかく、喫茶店といえば、コーヒー一杯で何時間も時間をつぶすというか、サロン的な雰囲気を醸し出す芸術家のたまり場みたいな印象だった。
決して言い過ぎではない。営業職であったときに朝に出動した後ミーティング(と称して)のために集まる場所が喫茶店である。支店の3軒隣にある喫茶店である。支店長は知っていたのかもしれないがバレた事はなかった。その空間で営業の計画が立てられ、部下の指導がなされ、年間の予算の見込みを皆の無い頭で考えて昼から行動をするのである。あの小煩い支店長のいる支店の会議室では考えつかないアイデアなどもそこで生まれている。その意味ではありがとう支店長。その意味では。
喫茶店としても開店時間とともに数人の営業マンがランチ前までの人が動かない時間に(多少なりの)売り上げが見込めるのである。私たちは歓迎されていたと判断していたが実際にはどうであったろうか。コーヒー数杯で2時間はお互いキツい。けれども、コーヒー一杯で長居が出来るのが喫茶店のメリットであり、それは店と客側の暗黙の了解として理解されていたのだ(追加オーダーを断る勇気は必要だが)。
話は現代に変わる。町中にスターバックス並びにその手のコーヒー店は沢山あるのに私の周りでは(特に看護職)、いまだに「スタバ高いよねー」という意見。おいおい、年齢的に私と同じぐらいじゃね。スタバって昔の喫茶店の感覚だろうが。まあ、スタバじゃ皆長居しすぎて座席に座れなかったりするけど、何時間いても何も言われないし、パソコン(マクブク)持ち込んで仕事するのも可能、とてもいい環境だ。確かのスタバのレギュラー以外の飲み物は高い。600円とか普通にするし。でもね、場所代が入っていると考えれば安いものだよ。スタバで持ち帰りをする人の気持ちがわからない。スタバの値段の半分以上が場所代だからね。
スタバは現代の喫茶店だから、持ち帰り厳禁にしてくれ。そうすれば娘たちも持ち帰ってくる事も無い。持ち帰るんだったらコンビニコーヒーにしろコンビニコーヒーに!誰の稼いだ金だと思っているのか。
ああ、愚痴っぽくなっちゃったね。