妻と子供達には言えないけど。
言うべきか言わざるべきか悩んだが、家族以外の皆さんには言っちゃうことにした。家族にはバレていない。疑われたことはあるがまだまだやめるわけにはいかない。ていうか1年と3か月も続いたのだからもう止めることはできない。いや、止められなくなってしまったのだ。
〇〇○〇に何が入るのか、湯シャンである。そう、湯シャン。ネット界隈では臭いから止めてと話題のアレである。家族からはたまーに髪の洗いが足りないと言われることはあるがまさかシャンプーを使っていないことはバレていない。休日が続く時に男にはよくあることであるが(あるでしょ?)3日も風呂に入らなければ臭くなるのも当たり前である。洗いが足りないのではない、風呂に入る回数が少ないのである。ただし、私は朝風呂派であるため、朝に必ず湯シャン(ていうか、お湯で髪を流すだけ)をするため、通常ならば臭いに気づくものは誰もいない(はず)。
始めたきっかけは、テレビでタモさんや福山雅治がやっているし、髪のコシや太さが戻るという事、また、アレルギーの人にはとても効果があるという事を聞いて始めたのだと思う、たぶん。まあ、細かいことはいい、細かいことは。しかし、始めてから2週間は地獄だった。何せ始めたのが8月の暑い夏真っ盛りである。どうしても臭いが問題になるし、なぜこんなに脂が出てくるんだというくらい脂が吹き出てくる。おかげで1日2回の湯シャンが必要となった、が、2週間も過ぎれば脂地獄からも解放、臭いも気にならなくなったのは驚きである。体がシャンプーをしなくてもいい体質になったというか、シャンプーをして脂を流していたからそれを補おうとして余計に脂を出していただけなのかもしれないない。
1年3か月経ってどうかといえば、まず髪のツヤが戻って、一時期ハゲになる恐怖におののいていた時期が嘘のように髪の太さが戻った。しかし、いちばん効果を狙っていたアレルギーが出ないという効果は眉唾モノだったようだ。アレルギー検査を受けた後では髪をシャンプーで洗わない効果はもう期待できない。
すでに実験の効果は検証され、シャンプーを使っても問題がないが、シャンプーを使うのは1週間に1回だけ、それも真珠玉大しか使わない。それでも髪を洗う効果としては十分過ぎる。実は別な障害が出てきてシャンプーを使えなくなってしまったのだ。困った。1年3か月もシャンプーを使わなくなると体質的にシャンプーを受け付けなくなってしまう。シャンプーを使うと無性に頭皮が痒くなる。どうしようもないくらい。また、フケが出てくる。フケをなくすために通常はシャンプーをするものだが、現在の私の頭皮は常識とは真反対の状況に陥っている。今日の朝は週に1度のシャンプーをちょっぴり使う日であるが、頭が無性にかゆい。
本当は1年で実験は終了するつもりだった。有益なデータ(湯シャンにしても言うほど周りにはバレない、アレルギー防止効果は期待できない)を得たわけだが、シャンプーアレルギーとも言えるような状況になってしまったわけで、自分の思惑とは別な意味でシャンプーを使わない環境は今後も続くようである。