いつも行く図書館に併設されている本屋でやっと「君たちはどう生きるか」を手に入れた。マガジンハウスで刊行されている大きなサイズの方でも漫画番でも無い、岩波書版のものである。1ヶ月前ほどに紀伊国屋書店と丸善で探したが品切れで、アマゾンでもなぜか売っていなかった。それが今日久しぶりに図書館併設の蔦屋で売っていた。巡り合わせというものである。
今ではアマゾンでも普通に売っているようだ。
ではなく
である。こちらの方が若干安いということもあるが。また、文庫なので持ち運びにはこちらがいい。漫画版は文庫版を読んでから読むとしよう。
たまたま現金の持ち合わせがなかったのでカード払いで支払った。かれこれ10年ぐらいまでまでは(いまでもそうなのだろうか)、本屋ではカードで本は買わないでと言われたものだ。本の販売は薄利多売であり、利益の中からカード会社に手数料を支払っていたらさらに利益が減少してしまうからであるから、アマゾンで買わなければならない場合以外はできるだけキャッシュで本を購入するようにしていた。しかし、この論理は中小の本屋には当てはまるだろうが、大きな蔦屋ぐらいの本屋には当てはまらないのではないだろうか。それも、現在では中小の本屋は淘汰されてしまった。誰に気兼ねする必要があろうか。どうせ蔦屋ぐらいの規模であれば、カードで支払ったとしても明日倒産することはあるまい。カード払いにすると、私にもポイントが付くし、蔦屋なのでTポイントもついてくる。本を買う時は蔦屋で買うことにしよう。いえ、嫌がらせではなく。
ポイントを2重に取られて蔦屋はどう生きていくのだろうか。本屋は今の時代も冬の時代のままだ。