夫婦とふたごとネコ一匹

家族で起きた事件(?)を基に四コマ漫画を描いています。

特殊詐欺への究極の対処法とは ハローページ

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さわやかな感じの絵とは全く関係ない話 いつもだけどね

 

  警察24時を見て思ったことをただ感情の赴くままに吐いただけの駄文なので気にしないで貰いたい。どうせ酒が入った場で考えた話だ。

 

 老人世帯が増えるに従い、オレオレ詐欺やらリフォーム詐欺などが、テレビなどの媒体の啓蒙活動の甲斐もなく減少しているどころか増加している、というかあの手この手の詐欺的手法が編み出され、騙される老人世帯は絶えることがない。騙す側(詐欺業者)とそれを防ぐ側(警察と市民)とのいたちごっこはいつまで続くのか。

 

 「警察24時シリーズ」を見ていて思うことは、どうして特殊詐欺被害は無くならないのかという事。被害に遭う老人たちが悪いという結論だけは止めてくれ。いじめっ子といじめられっ子、どちらが悪いかという議論は無意味。いじめられる子にも責任がある論法にはうんざり。徹頭徹尾いじめっ子が悪いのである。しかし、いじめられっ子にも防衛を期待したい。いじめられっ老人にもだ。いじめられっ老人(言いにくいなあ)よ、騙されるのもいいかげんにしろ。騙され過ぎだろ。

 

 老人の詐欺被害には一つの共通点がある。文字通り老人世帯であるということでは無い。あえて言おう。老人世帯に対する詐欺の根本には、固定電話の存在と、電話帳による電話番号の無料公開の弊害がある。再現ビデオを見ると老人宅は必ず固定電話で、その固定電話の番号はどこから手に入れたのかという問題だ。

 

 残念なことに、昭和時代から黒電話を契約している世帯は、電話番号が公開されている。恐るべきことに地区ごとにキチンと電話番号が整理されているハローページなる電話帳という、詐欺業者にとって金になる本が無料で発行されている。若い世代の私たちなら絶対電話帳に載せるなんて馬鹿なことはしない。なぜかはわかるな?ろくな電話しかかかってこないからだ。しかし過去に電話帳が必要だった大正昭和世代の方々は違う。

 

 ハローページ電話帳の存在こそが特殊詐欺を誘発する温床となっているのではないのか。タウンページは有益であるがハローページの方は、既に役割を終えている。いまや紙の電話帳に登録しているのは老人宅だけだ。老人世帯だけが満載の特定名簿である電話帳の配布を躊躇なく行っている現状ってどうだ?今すぐ廃止するべきだ。いや、電話帳を廃止するだけではまだ足りない。電話帳がなくなっても電話番号は変わらないから電話番号そのものも変える必要がある。新しく番号を付与するのだ。そうすれば電話帳の価値は無くなる。新しい番号が解らなければ電話は掛かってこない。

 

 究極的には、老人世代には携帯電話を持たせ、3箇所からしか着電しないようなしくみにしたほうがいい。1箇所は市役所から、一つは自分の子供から、一つは自分の配偶者からである。それ以外の着信番号増はオプションだ。追加するごとに料金を取ればいい。その分契約料はものすごく安くする。もっともガラケーの契約料なんて1000円程度であるので追加の着信番号を登録する方法さえちゃんとすればいい。そもそも誰がかけてくるのだ?固定電話に。

 

 私の住んでいる地区でも特殊詐欺被害はときどき夕方のニュースに載ることがある。特殊詐欺業者(業者といっていいのか)は、ターゲットの地区を決めたら集中的にローラー作戦を行っているのであろう。セールスの世界は大数の法則が支配しているので、1000件電話をかければ必ず一定の割合で契約(?)出来る。1000件電話して2件成約すればOKの世界だ。セールスをする(していた)人間にとっては常識だ。2件成約して1件あたり1000万円か。馬鹿な奴ならがんばるぞ。詐欺業者にとってネックはその名簿をどこからゲットするかということである。てっとり早く名簿を得るにはその地区の電話帳をNTTに行ってもらえばいい。老人世帯しか載っていない高確率なテレアポができる。よく解らない業者から老人世帯の電話番号簿を購入しなくてもタダで手に入る。そこに高齢者宅の確率が非常に高い名簿があるのに使わない理由はない。ひまな老人は自宅にいる確率が高いので不在率も少なくなる。一石二鳥だ。こんな有望な市場はどこにも無い。

  

 無料の電話帳がある限り被害は止まらない。まずハローページ電話帳の発行こそ止めるべきである。また、あなたの親が健在ならばぜひともハローページから電話番号を外させるべきである。それから電話番号を変えろ。

 

 ハローページには罪は全くないがな。