どんなにアレな定食屋だとしても唐揚げ、またはそれに属する食べ物を選べば失敗はないと信じていた。大戸屋では家族がなんと言おうと夜に大戸屋ランチを頼む。これには唐揚げ以外にもかぼちゃコロッケなどがつく。安いくせに唐揚げ定食以上に色々な食のレパートリーを楽しむことができる。しかし、主役はなんといっても唐揚げである。唐揚げ最高。唐揚げこそVirture! 唐揚げこそ全て。
しかしながら、唐揚げの世界にもデフレの影響がひたひたと忍び寄る。最初にその影響を感じたのは弁当チェーンほっともっとの唐揚げバスケットだ。まず値段が上がった。これは別に良しとしよう。しかしながら影響は値段だけではなく、1個1個の大きさにも影響が出た。さすがに個数10個から減ずるわけにはいかないが、小さくなったので箱の底が見えるようになった。また、たぶん粉を変えたのか、全体的に硬くなった。別の店で買っているパートさんも同じことを言っていたので店独自の特色ではないだろう。まあいい。許してやろう。
しかし影響が私の昼食にまで及んでくるとなると話は別だ。朝に妻に呼び出されて知った衝撃の事実。冷凍食品にも影響があるとは。個数が減少するのはわかる。すでに多くの冷凍食品では実施済みだ。しかし、一個一個の大きさを小さくするのにも限度があるだろう。どう見ても今までの唐揚げの半分、いやそれ以上に小さくなっている。なんとかごまかせる大きさに我慢できなかったのか。ここまでくるとある意味ネタである。
冷凍食品に影響が及ぶとなると、その余波は私の昼の弁当のボリュームに関係してくる。どう見てもおかずが寂しくなる。個数を増やすか?家族4人分の弁当を朝に作るのだ、オカズが2倍になれば買いに行く手間も増える。冷食1パックで家族4人のオカズを割り当てるとすると2パックは必要になる。昼の弁当の単価が上がってしまうでは無いか。これは大問題だ。中身が減ったり小さくなったりする風潮はなんとかならないか。