夫婦とふたごとネコ一匹

家族で起きた事件(?)を基に四コマ漫画を描いています。

娘の誕生日プレゼントは何がいい?

f:id:habanerochan:20180329001614j:plain

 

 

 来月のはじめに娘たちの誕生日がやってくる、双子なので二人とも歳が一つ上がる。成長を嬉しいと思うとともにやはり寂しさもある。あと何年一緒にいられるのか。さみしいといえば、大きくなるにつれて誕生日プレゼントが陳腐になってきているように思える。私の若い頃は欲しいものがたくさんあったが、今のJKはこんなものだろうか。藍ちゃんはジャージ、咲ちゃんに至ってはノートと新しいペン?わからない。いつでも買えるし、つうか20年後に子供の頃の誕生日プレゼントはノートだったなんて非難されたくは無い、言っておくが両親的にはもっと魅力があるプレゼントをねだられるものだと思っていた。どうなっている?JKの物欲。

 

 と、煽ってみる。実際には本当に欲しいものが無いのかもしれない。服だって別に季節ごとに買っているし、必要なものがあれば近くのアウトレットにいって格安で手に入れることができる。大体、昔ならたくさんのお金が必要なことが本当に格安でできるようになった。手に入れられるハードルがとても低いのだ。私の子供の頃のように音楽を聴くためには数十万円もするオーディオを組む必要も無いし、テレビだって50型がたった数万円だ。スマホさえあれば粗方必要なことはできる。そう、お金をかける対象が非常に少なくなっているのだ。こんなに物にあふれているのに。

 

 また、昔ならちょっと我慢してお金を貯めて買ったり、お金が足りなくて諦めるということがない。家にお金があるとかいう問題ではない。たくさんのものがありすぎて価格競争もあり、我慢しなくてもいいのだ。いや我慢したとしても興味の対象が他に移るので欲しくなくなるということもある。これしか無いというのであればそうではないが選択枝がたくさんある現代では別に特定のものにこだわる必要はないのだ。

 

 ジャージとノートだって本当は欲しいものなんて思いつかない中でふっと頭に浮かんだものを言っただけのことなのかもしれない。たぶんそうだろう。昔はどうこうという話に行ってしまいがちだがもう時代が違うのだ。すでにゲーム機が欲しいという年齢は超えている(大人になっても欲しい人はたくさんいると思うが)。いや、心の中ではなにか期するものがあるのかもしれない。それは二人の心の中にあるものだ。無理に話してもらうものでは無い。二人はそれぞれ独自に探し始める、いやすでに探し回っているかもしれない。形のある物というよりは形のない何か。親が口を挟めるような領域ではないのかも。