夫婦とふたごとネコ一匹

家族で起きた事件(?)を基に四コマ漫画を描いています。

なかったかもしれないちょっとした幸せを求めて

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 高校生にもなると反抗期となり親をうざったく感じる時期であるが、私の家族の対人距離はとても短い、ていうか急に抱きつくぐらいだから無いようなもの。流石に私が娘たちに抱きつくわけにはいかない。もっぱら抱きつくのは妻の役目だ。

 

 娘たちの仕草や嗜好から自分と似ているところを見つけ出す妻。肩肘の癖や、いつもはストレートの髪の中から覗いている癖っ毛を発見する。なんてことはないことだがしっかり自分の遺伝子が受け継いでいることに感動をしているのだ。それを私に話すときは本当に嬉しそうだ。

 

 子供たちからは早く子離れしてよと時々言われている。こぼれ落ちる幸せを焦りながらも掬い取るにも似た溺愛ぶりである。一瞬一瞬に幸せを感じていたいのだ。この日このときは本当は来なかったかもしれないことを考えると妻としてはちょっとしたことであっても無上の喜びなのだ。